親愛なるあなたへ
「大人になったね〜」とか「立派になったね〜」と大人は言います。
最上級の褒め言葉のように思いますが、あれが実は相手を見下しているのである。
人間には嫉妬心があるから、本当に立派になったりすごい人になると普通の人は素直に喜べないのです。
つまり、人間の心理的には「自分が優位に立っているときに褒める」という習性がある。
自分の方が大人で、その道を先に経験しているから後からついてきた人に「お前もそのレベルに達したか」と言いたくなる。
褒めることは大いに素晴らしいことなのですけど、ワナが仕掛けられているということです。
そして言ってる方も言われている方も気づかないから、こういうことを言うと世間から叩かれてしまうので筆者は変な汗をかくのである。
心から相手を尊敬するときは「素晴らしいですね」「すごいですね」とは言うけど、「大人になったね」「立派になったね」とは言わない。
頭の片隅にちょっと覚えておくと人を見抜くのに便利だと思います。
by You