親愛なるあなたへ
人は何故自分の苦労を埋めたがるのか。
相手にも苦労を求め、楽しさを拒否するのか。
それは自分が選んだ道を間違っていないと思いたいからです。
たとえば夢を持つとします。
学校の先生になることが夢だ、お医者さんになることが夢だ。
何でもいいと思います。
そして晴れて学校の先生になりました、お医者さんになりました。
ところが自分が思っていた世界と違う。
それまで夢だったのに、何故かだんだん苦しくなる。
苦しくなっても夢だったのだから続けなくては。
でも本当は楽しくないから、夢で苦労している自分を何とかしたい。
そのために正当化しようとするのです。
本当の夢を持つ人は「まさかこうだったとは」などと思わないのである。
僕みたいに自由に生きようと思ったら普通の人の何十倍も何百倍も苦労します。
「まさかこうだったとは」というのはありません。
その通りなのです。
だから自由に生きようとは言ってますけど、誰にでも勧められるものではありません。
嫌な環境はどこにでもあります。
その嫌な環境の中でどうやって生きるか。
どうやったら楽しいと思えるか。
夢を叶える人はいつも「楽しそうにしている」のです。
もし自分の夢と違ったならさっさと方向転換すればいいだけで。
それでも引き返せないなら「楽しそうにやる」。
これが本当の夢の正体です。
by You