再選。

親愛なるあなたへ

昨日、大阪でダブル選が行われました。

政治の世界を書くのはもうやめよう・・・と思ったのですが、おおさか維新の会が知事・市長とも再選を果たし、パソコンで結果を見ながら「ああそうなんだ」とボーっとしているうちに記事の「公開」ボタンを押してた自分が多少怖くなったのである。

潔い引退から一転、二度出し禁止だか二度漬け禁止だか責められるこういう矛盾が私は大好物で、「やってやれ橋下さん!」というイセイだけはいい援護射撃を、名前も出さず、顔も出さず、物陰から小石を投げつけては一人ニヤリとしているのであります。

私の政治の世界というのは至極単純明快で、難しい知識など皆無である。

大阪都構想がどういうものか、そして立候補者がどういう方針の人物かを全く存じ上げていないのです。

これで投票するのもなかなかの勇者であると是非自分をホメてあげたい。

その日、用事があって大阪駅でたむろしていますと、出口調査なのでしょう、私服の新聞記者だか特設員だか非常に怪しい人物が「少しよろしいですか、今回のダブル選についてお伺いしたいのですが」とアタックしてきました。

恐らく宇宙的規模から見渡しているワタクシのすさまじいオーラを感じ取ったのでしょう。


謎の記者:投票はなされましたか。

私:はい、しましたけど・・・

謎の記者:今回のダブル選をどう思われますか。

私:橋下さんが復活してよかったと思います。

謎の記者:ということは都構想に賛成ということですか。

私:いや、よく分からないです。

謎の記者:ということは当選者の方の方針に賛成なのですね。

私:いや、よく分からないです。

謎の記者:維新の会の復活で今後の政局にどのようなご期待をさ・・・

私:いや、橋下さんでいいんじゃないすかね。


記者の方は「すみません、仕事帰りなのに。お忙しいところ本当にありがとうございました」と温かく丁寧な挨拶を残し、その後ろ姿は必ずやまともなターゲットを探そうという決意に満ちておりました。

半分は冗談ですけれども、「この人なら何でもアリなんじゃないですか」と言われるようになるのが、一つの人徳であるように思うのです。

橋下さん、お帰りなさい!

by You