対立と調和。

親愛なるあなたへ

この世の本質は「対立と調和」、その矛盾の狭間に存在していると思うのですね。

会社と社員は雇用・被雇用の関係で対立してますが、共同して事を成すという調和を持って日々を送っています。

これがお互いの権利ばかりを主張していると体制がとれない、かといって馴れ合いになってしまうと生産性が生まれないという、非常に矛盾したバランスの上に成り立っています。

同業者に関しても同じですね。

お互い取ったり取られたりでは過当競争で両方ダメになってしまいますけど、いい塩梅で競争すれば業界全体が勉強して「質」が底上げされ発展していくように思います。

地球があって月がある。

地球は求心力で引っ張ろうとしているし、月は遠心力で向こうへ行きたがっている。

それがちょうどつりあったところで「安定した周期」というのをもって運動しているわけです。

この世のすべては陰と陽のバランスのもとに。

男と女。

上と下。

白と黒。

全て対立しているけれどもその中でいかに調和を見出していくか、という。

これを「中庸」と、昔の人は実に上手に表現するものだなと。

実際に中庸を歩いていくのは非常に困難なことだと思います。

人間はともすると行き過ぎてしまう。

常に実践できるのはこれは神様だけになるでしょう。

中庸は神様の知恵。

我々は神様ほどではないけれども、少なくとも対立と調和の両方を見ながら物事を進めていく「知恵」がくっついている。

それが成功と幸せの道のように思います。

by You