直感と分析の相性。

親愛なるあなたへ

よく感性が上か理論が上か、という話がありますけれども、どちらも必要だと思うのです。

ただ、最終的な結論は直感、感性で決める、と。

しかしこれが行き過ぎて全てを直感で判断するのを良しとしている人もいます。

私も感性を鍛えている間はその過ちを冒してきましたが(それでも感性を鍛えるとてもいい勉強になりました)、やはり元来お得意の「分析」というのも非常に重要な部分だと改めて認識するのですね。

「分析後の直感」が怖ければ、「直感後の分析」をしてみてはいかがでしょう。

まずは自分の気持ちや気分を大切にする。

それを他の要因とからめて、何故自分がそう判断したのかを分析する。

多くの人は分析は分析で終わりにし、自分の気持ちは気持ちで終わりにしてしまう。

その分析に対して自分はどう感じるか、逆に自分がそう感じた理由は何故なのかという作業をやらない。

だから「分析してから直感で決定を下す」のが怖ければ「直感を大切にして分析する」と。

是非違う世界を体験してみてください。

p.s.

人間の脳は自分の考えを肯定しようとする生き物ですから、「自らの直感が間違っている」という前提のもとで分析するとそれを証明する情報を引っ張ってきてしまいます。

まずは「自分の直感は正しいんだ」という思い込みで構いません。

「そんなことしたら、それを肯定する情報だけを引っ張ってきて盲目で危険なのではないですか」という鋭いご意見もあると思いますが、まずは何故かそれで大丈夫です。

そのうち自分の直感の間違いを分析が「正しく」修正してくれるようになります。

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