フランチャイズ展開について。

親愛なるあなたへ

フランチャイズ展開、通称「FC展開」について私なりの見解を述べたいと思います。

フランチャイズは本部があって、そのノウハウを提供することで自分も同じ看板が出せる、というもの。

私もフランチャイズ加盟店でいくつか仕事をしてきました。

その中で「フランチャイズは本部だけが儲けている」「制約が多い」というお話が。

もちろん、フランチャイズもいろんな会社があるので、中には非合理な契約内容となっているものもあるかもしれません。

ただ、「ビジネス」という基本に則った話だと聞いていただけるとありがたく思います。

まず、「フランチャイズは本部だけが儲けている」というお話ですが、これは「当たり前」。

要は、自分たちは労働をしないのにロイヤリティだけ取ってる、ということですね。

加盟店を増やすだけで、労働をしていない、ということですね。

こういう文句を言う人は、お金や経済がどのように動いているのかが分かっていないと思います。

経営者ではあるかもしれないけれども、お金や経済の本質が分かっていない。

以前も何度か書いてきましたが、資本主義経済下では「労働」によってお金が動くのではありません。

「経済的価値」によってお金が動いている。

「労働」でお金が入ってくるのは、労働が一つの「経済価値」だからです。

ただし、その経済価値に見合ったお金しか入ってこない。

フランチャイズ展開をしている企業は「こういうシステムがありますよ」という概念を提供している。

つまり「頭で考えている」のです。

フランチャイズを申し入れる側は「考えなくていい」。

労働で大変だ、とは言うけれども、もちろんそれも大変なことではありますが、経済的価値で言うと「考える」方が価値を生む。

もう一つ、「制約が多い」。

これも、フランチャイズ本部としては、等価な価値を提供するためですから苦渋の決断もあると思います。

もちろん各加盟店が自分の好きなようにやってより売上を上げられるのであれば、その分宣伝効果も広まり本部も加盟店が増えて喜ぶところではありますが、やはりリスクや質の管理、というところを考えるといたしかたないことだと思います。

加盟して文句をいう人は、おそらくこういうことが分かっていないのではないかなぁ、と個人的に感じるのですね。

経済価値を生む「考える大変さ」と「価値を維持する大変さ」が分かっていない。

やってみれば分かると思いますけれども大変なことです。

筆者もフランチャイズ展開ではないけれども、やってみてよく分かるところがあるのです。

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