親愛なるあなたへ
独立に関して私がこだわる理由の一つが「勘違いをしたくない」ということがあげられるように思います。
特にエリートサラリーマンに多いのですが、組織の力が大きいのにそれを自分の力だと勘違いしてしまう。
無意識にもそう思ってしまう。
「自分がどこに勤めているか」を気にするのもそのためでしょう。
そういう人間にだけはなりたくない、と。
私も社会に出て初めて勤めた会社が準大手の製薬会社で、それでもそういう雰囲気になるわけですから、これがもっと大手だったらどうなっていたのだろう、と。
幸いにも、私は体調を崩し、雑務を扱う「なんでも屋さん」みたいな部署に配置されることで「全ての仕事に意味があり、目に見えないような仕事で自分の仕事は支えられている」と実感することで事なきを得ました。
そんなカンジで独立しているので「こんなはずでは」と思ったことがありません。
変な言い方かもしれませんが、会社内でいわゆる「左遷」された方の方がいい経営者になれるような気がします。
独立するとはじめはすべてを自分でやらなければいけないわけですから、嫌でも自分の勘違いを実感するわけです。
by You