個の時代が全体性を作る。

親愛なるあなたへ

個の時代、というと各々がバラバラになって非常に無味乾燥した時代を想像されるかもしれませんが、不思議なのですけれどもより全体が一つにまとまるように思います。

それはプロセスにあり、個人が勝手にバラバラになったのではなく、組織というものに所属しながら自らの価値を提供していった「流れ」を通した結果、インターネットの発達により「その提供場所がより広くなった」という過程にある。

仕事やビジネスについてはよく当てはまり分かりやすいと思うのですけれども、これが一人間の感情・精神においても同じような動きをしていくものと思われるのですね。

彼氏彼女や家族や地域という枠を越え、「つながり」というものを全世界で共有するような時代に入っていくと。

ですから必然的に「おひとり様」が増えていく。

孤独死」が意外に不幸でもないという、これまでの価値観にメスが入る。

それは決して一人、個人がバラバラなのではなくて、より統一感をもった高次の精神状態であるように思います。

by You