不思議な不等号。

親愛なるあなたへ

「思考」と「言霊」のどちらが強いのか、という不思議な優先順位があります。

これまでの記事でも、「日本は言霊の国だから『心』を変えるのが難しければ、たとえ心で思っていなくても『言葉から入る』とよい」という趣旨を書いてきて、これは私が出会った様々ないわゆるメンターという方々から教わり(本を読んで)、実際に自分でも体験し続け、全く確かなことだと思います。

これを不等号で表すと『言葉 > 思考』ということになります。

一方、心で思ってなくとも、その場の空気や謙遜、話の流れで、心で思ってもいない言葉でその場をつなぐときもあります。

これも経験上、たとえそれが「言葉で発すると自分にマイナスになる内容」であっても、気持ちがそうでなければ、現実に大した影響は与えないように思います。

すると今度は『言葉 < 思考』ということになる。

結局どうなのかよく分からなくなりましたが、最終的には言葉と思考の「波動の強さ」で決まるようです。

基本は思考が「無音」、言葉が「有音」なので、言葉の方が波動としては少し優勢であるが、それよりも思考の波動の方が強ければ打ち勝つ。

ただ、言葉の方が少し優勢だから、いくら思考が強くても、言い続けるとだんだん影響を受けてくる。

だから、その場しのぎで使う言葉は、あくまでその場しのぎであって、普段は自分に影響がないように言わない。

ですから、刷り込みたい内容があれば言葉で言い続けてればよし、場をしなやかに乗り切る場合は気持ちが整ってから一時的に言うのはよし、ということになるでしょうか。

by You