親愛なるあなたへ
高級志向なところに付随する「向上心」。
昨日のお昼に行きつけの定食屋さんに入ったのですが、そこに来ていたマダム(?)の方々がネイティブの外国人の方とお食事をとりながら「英会話レッスン」をされていました。
その会話を何とはなしに聞いていると「なんとなくは分かんねん、でも自分でしゃべれるようになりたいねん」。
おそらく元々英語がすごいできるとか、学校で英語をすごい勉強した、という方ではないのでしょう。
大人になって何かのキッカケで始めたという雰囲気がありました。
しかし、その会話の中に「向上心の本質」のような熱い想いを拝見したのですね。
それが「暑苦しい熱意」ではなく、穏やかでいわゆる井戸端会議のような口調だったのですけれども「やってみたい」という気持ちが心底伝わってくる。
もう結構なご年齢になられるのですがその挑戦心に熱いものがこみ上げてきました。
理論的な目に見える証明はできませんけれども、そういった心意気が経済レベルや生活レベルと連動しているのは、おそらくこれは間違いない事実です。
本当にお金がなかった時代、何の話だったか忘れましたがアルバイト先でお話したそこの従業員のお母さんが言っていた「私とは関係ない世界だわ」という言葉がすごく印象に残っていて、「連動する」とはきっとそういうことなのだろうと。
あくまで「自分らしく生きる」のが人生で最も幸福なことでありますけれども、「あの人たちはお金があって時間もあるから自分磨きをするのだわ」ではなくてこの関係性が全くの逆であるという、色んな地域、色んな仕事、そして色んな人々を見てきた筆者なりの統計学として結論づけられることなのであります。
by You