気遣いの街。

親愛なるあなたへ

無法地帯になるかどうかは、そこの条例の厳しさよりも恐らく住む方の気遣いの有無であるように思います。

よく「自分くらいは」「このくらいなら」という積み重ねが無法地帯を生むというのは全くその通りです。

さらに「このくらいなら」という感覚も個人間で千差万別であるというのも、これまた動かし難い事実です。

ですがその中で、お互いの監視の目というのが緩い中でも秩序が守られるところもあると。

ちょっと迷惑な駐輪や駐車もあると。

ところがそれらが「迷惑だけどどうしてもその時だけゴメンナサイ」というのがお互いに許し合って・譲り合って不思議と全体の秩序が守られていると。

そこには迷惑だと認識して、いざとなればすぐ対処できる姿勢を取っている中での「ゴメンナサイ」。

基本ルールを守ろうとする人々がお互いを気遣い、その中で多少のグレーゾーンはお互い様、という民度で日常が展開しているところもあるという、そういうのを感じるのですね。

by You