ラーメン店の意気込み。

親愛なるあなたへ

ラーメン店でやたら「注文の多い」お店が「炎上」したという記事を読みました。

「食べてる間は話してはダメ」とか「何歳以下はお断り」とか。

これもかなり直球な言い方でこちらが「炎上」しかねないかもしれませんが、「何かを炎上させる」という目的の一つは「顧客自身による顧客間のエンターテイメント性」に他なりません。

嫌なら行かなきゃいい話で。

そしてお客さんが来なくなってそのお店がつぶれるだけの話で。

それでもそのお店が存続しているのであればそこに価値があるのだから、「あのお店の在り方はいかがなものか」などと外部が語る余地はないのです。

ラーメン店を経営されている方は覚悟でやっています。

私も一個人事業主としてその気持ちがよく分かります。

おそらく炎上させているのは「サラリーマン」の方がほとんどでしょう。

これはですね、なかなか分かっていただけないのですがサラリーマンと独立している人とは、もう覚悟が違うのです。

そういう意味で、嫌なら行かなきゃいい。

このお店はこういうお店だったと「口コミ」で広げるのも大変価値がある。

しかし、存続し続けさらに繁盛しているにも関わらず個人的な口コミや評価を越えた「概念論」を唱えるのはそれは顧客側の、さらには自身には覚悟がない者のエンターテイメント性でしかないというのが現在の私の所感です。

「価値のないものは自然に淘汰される」という原則に則った、「世間の目は厳しいもので正しいものだ」というごく当たり前の考え方に則ったものであります。

下手な正義をこちらが下さなくても、世間が下す。

その原理があるにも関わらず「正義」を下そうとするのは、もはや自己満足、エンターテイメントであると。

エンターテイメントと自己満足は決して同義ではありませんが、SNSをはじめとした情報が無責任に氾濫している昨今、それくらい近似した状態であると、ここでは一つ強く書きたいのです。

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