掃除と神事の関係。

親愛なるあなたへ

「掃除は一つの神事である」

神社やお寺の日々の修行はもちろん、そして松下幸之助さんをはじめとする素晴らしい精神を持つ名だたる経営者や成功者は皆掃除の大切さを説いています。

そのくらい掃除は大切。

その所以が今回の「ひと騒動」で心から分かったような気がします。

確かに掃除は楽な作業ではありません。

時と場合によれば「自分が割を食っている」気持ちになるのも事実でありましょう。

しかし、終えたときに得られるなんとも言えない清々しさというのはその達成感もさることながら、次の人がこれで気持ちよく使えるなら自分の労力も無駄ではなかったと。

今回の物件は小生が入居するときから管理会社さんが変わり、その管理会社さんも喜んでくださるだろうな、家主さんも喜んでくださるだろうな、なにより「お部屋」が喜んでくださるだろうな、と。

掃除好きな精神がそうさせるのも一つあると思うのですが、何かそこには魂のグレードを次へとランクアップさせる不思議なシステムが隠されているようにも思います。

p.s.

それとは別にお寺の修行で掃除を取り入れる大きな理由が「自己の甘えとの対面」なのだそうです。

一回掃除すればそこは綺麗ですから、翌日も同じ程度ですることは「実用面」から見れば必要ありません。

なので、自分がサボっても分からない。

他のお坊さんや雲水、ましてや参拝される方から咎められることもない。

そんな自分の心と対峙するのだそうです。

これが最も大変だと言います。

掃除の真髄、実に奥が深いですね。

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