デジタルの質。

親愛なるあなたへ

デジタルになると人間性が読み取れなくなるのか。

メールにも波動が乗る、と言いたいところではありますが、感じない人には何でもないし、天皇陛下が「こんにちは」とタイピングしてもヤクザ屋さんがタイピングしても画面の向こうにいる人にとっては同じ文字列であると。

それは理論上間違いない話。

しかし、転職活動をしていて思ったのが、デジタルにも人間性がありありと出る。

今はチャットの世の中ですが、もっとお堅い(?)メールの世界であっても如実に出る。

恐らくデジタルが一般的になったことにより、何かをデジタルで送るときに無防備になってしまうのでしょう。

データや文章を一回送ってしまったら終わりだ、というところから、添付データや事実関係、常識的な言い回しにはきっと気を使う。

しかし、細かい表現や返すタイミングなどなど。

一番ビックリしたのがメールを返さない、という信じられないことをする企業が多いのに大変驚かされました。

こちらが一方的に送ったとか、必要時のみご連絡します、という文言がある場合はいいのです。

けれども、何にもなしに連絡を送ってこないところがごまんとある。

ご返信いたします、と書いてあるのに送ってこないところがごまんとある。

本当にビックリ。

誰でも知ってる大手でもある。

インターネットやパソコン、携帯電話が出てきた時代の変遷とともに生きてきた筆者の肌感としては、昔もそういうことはあったでしょうが、今はそれが加速している印象を受けました。

先にも書きましたけれども皆が無防備になっている。

脇が甘くなっているのですね。

メールが丁寧な人は、その通りすごく丁寧な人。

それがテンプレートの文章だったとしたら、臨機応変に対応しなければならない、ふとした瞬間に人間性が出る。

波動、などという怪しい表現は抜きに、文面の丁寧さと前後関係。

デジタルの質、それはまずはメールの質、主に前述の二つの質を見ることだと感じました。

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