親愛なるあなたへ
私は人間の心の本質、自身の経験も含め、思春期の頃から「劣等感」「自信」というものにひたすら焦点を当ててきました。
その結果、「自分のことを愛する」という、おそらく有史以来、全人類が悠久の時を経て哲学し尽くしたであろう内容に腑落ちすることができました。
自分が好き、という自己肯定感。
世間でいう「ナルシスト」とは何が違うのか。
過去の記事では違いをぼかして書いてきており、私はナルシストですから、みたいな感じであったのですが。
数年前に「多分こうかな」という内容をまとめた記事もありますが、この度、その明確かつ端的な違いを表した言葉に出会いました。
自分が好きな人とナルシストの違い。
それは、ひとえに「他者承認の有無」によると。
他者承認では本当の意味で自分を愛せない、ことは納得していました。
10年前にアドラー心理学が世間に広がり、他者承認への理解は世の中的にも成熟していったのではないかと思います。
しかし、鏡を見ようが何しようが、要は「周りに人がいない場面で自分に酔う」という状況が、やはり根底に他者承認を強く求めているところにつながるという切り込みに非常にショックを受けました。
そんなシンプルな内容だったのかと。
先の「数年前の自身の記事」も似たようなことは書いたのですが、ここまで端的に明確に、そして全てをつなげる文脈として喝破された言葉にただただ脱帽の思いです。
ナルシストの自分が好き、という違和感。
本当に自分が好きな人の不思議な爽やかさ。
他者承認を否定する。
他者承認を必要としない。
本物の自己肯定感、それは「自立の爽やかさ」であったのでありますね。
by You