人生の目的と手段を、常に明確にしましょう。

親愛なるあなたへ

日々の生活で、自分は何のためにそれをやっているのかを知ることは、とても大切です。

毎日同じ時間に出勤し、お茶を飲み、メールをチェックし、ルーチンワークに取りかかります。

このような生活をしていると、自分がいったい何故それをやっているのかを見失いがちです。

学生の頃は、同じような毎日に飽きるので、ちょっと大人ぶって悪いことをしてみたくなります。

社会に出ると、学生のときにように気楽に生活していけるワケではないので、一生懸命仕事をします。

けれども、ここに落とし穴があります。

毎日、見慣れた仕事・日常を送っていると、その生活パターンから抜け出せなくなります。

年齢を経れば経るほど、そして、経験を積めば積むほどです。

もちろん、日々の生活を一生懸命送ることはとても大切です。

何人もの家族を養っていく家庭や、経済状況が厳しい関係など、色々な事情があります。

また、一つの仕事のエキスパートになるために一心入魂することも、とても素晴らしいことです。

しかし、どんな時にも、自分は何のためにそれをやっているのかということを、常に意識の片隅においておくのです。

「子供の成長に生きがいを感じるから」「自分の愛する人と平和な生活を送りたいから」など、目的は何でも構いません。

人間は、目的を常に意識しておかないと、何が目的で何が手段なのかを見失ってしまいます。

特に組織においては、往々にして手段が目的化してしまうのです。

このコピーは何故必要なのか。

この処理はどうしてここで行われているのか。

それを自分の中で常にチェックしておくのです。

もちろん、命じられたそれらの仕事をきちんとこなしていく上での話です。

いけないのは、言われたことを何の疑問も持たずにそのまま流し続けるということです。

世の中のあらゆるシステムは、目的のために動いています。

決して、そのシステムを稼動させること自体が目的ではありません。

コンピューター、役所の手続き、レストラン、全てにおいてです。

これは、人生においても言えることです。

自分は何のために生きているのかを、考えてみるのです。

僕の人生の目標は、「Love Yourself」です。

「どんな環境でも自分を大好きなる」、もっと言えば「魂を丸裸にされた状態でも自分を大好きになる」ということです。

ですから、僕は「Love Yourself」になるためには、何でもします。

仕事を選びません。

今、僕には独立するという夢がありますが、それさえも、僕の中では人生の手段でしかありません。

人生の目標を設定すると、目標以外は全て手段になります。

すると、自分に起こること全てを、目標達成のための手段として楽しむことができるようになるのです。

by You