親愛なるあなたへ
あなたは「ナルシスト」に対してどんなイメージを持っていますか?
「自分に酔ってる」「なんか嫌味っぽい」、そんな人をイメージするでしょうか。
ナルシストになることは決して悪いことではありません。
みんな、ナルシストになっていいのです。
ナルシストとは、自分のことが大好きな人間のことを言います。
誰だって本当は、自分のことが大好きになりたいのです。
ただ、昔から「迷惑をかけてはいけません」「他人からどう見られるかを考えなさい」「いい子でいなさい」と体にインプリンティングされているために、できないだけなのです。
頭では分かっているのです。
自分の好き勝手に生きることを望んでいます。
でも、体が受けつけてくれないのです。
体が受けつけてくれないことを、アレルギー反応と言います。
アレルギー反応は、抗原と呼ばれる原因物質に対して体が極度に防御機能を働かせる現象のことです。
親や世間によって植えつけられた常識に、過敏反応してしまっているのです。
免疫機能は、バイ菌などの外敵から体を守るための重要なシステムです。
僕たちの意識に植えつけられた免疫機能も、自分を嫌いにならないように神様が与えて下さったものです。
そもそも、自分を大好きになるという目的のもと、組み込まれているシステムなのです。
「常識」は、自分を大好きになるために有効に使うことです。
過敏に反応する必要はありません。
過敏反応を抑えるには、頭と体を一体化する必要があります。
頭で考えていることを、再度、体に戻してあげるということです。
そのためには、まず「ナルシスト」という言葉をきちんと認めてあげましょう。
ナルシストは、「気持ち悪い」「女性にモテない」などと否定的に捉えられがちですが、決してそんなことはありません。
ナルシストな人があまり女性から好まれないのは、その人が本物のナルシストではないからです。
ナルシスト気取りは嫌われます。
世の中、気取っている人はカッコ悪いです。
ナルシスト気取りな人は、必ず、自分が生まれ持ったものや、自分が一番だと思っていることに裏付けられた自信を持っています。
でも、そんなものはナルシストになるための条件ではありません。
それらを引っぺがしてしまえば、その人は自分を大嫌いになってしまうからです。
本物のナルシストは、自分の才能や環境に対してとっても謙虚です。
なぜなら、ルックスを含め、いくら自分が才能に秀でていても、それよりももっともっと洗練された達人たちの世界がいくらでもあることを知っているからです。
ナルシストは、自分の生まれた環境や境遇に対して、決して文句を言いません。
自分のルックスに自信を持てなくても、本物のナルシストは、それが自分を好きになるための絶対条件ではないことを知っています。
ですから、ナルシストはルックスに恵まれている人のことではありません。
何かに秀でている人のことでもありません。
ルックスや才能に恵まれている人は世の中にたくさんいますが、全員が自分を好きかどうかは別問題です。
ナルシストには、魅力があります。
自分のことが大好きなので、その人と一緒にいると、こっちも自分が大好きになれるオーラをもらえるからです。
今の世の中は、「相手のことを考えなさい」という人たちであふれています。
もちろん、相手のことを考えることはとっても大切です。
でも、それは自分がハッピーになる上で考えなければならないことで、自分を犠牲にしてまでするべきことではありません。
もっともっと自分のことを知りましょう。
そして、自分を大好きになりましょう。
自分のことを好きになりすぎて、周りから嫉妬され始めたら、免許皆伝です。
by You