親愛なるあなたへ
職場の店長に、「君は気が長いね」とよく言われます。
もともと僕は短気です。
待つことが嫌いな人間でした。
というよりも、待てない人間でした。
ですから、恋愛でも当然失敗した。
恋愛で大切なのは、相手の気持ちを汲み取って、待つ優しさを持つことだからです。
気が長い、短いというのは、もともとの性格であって、治せないものだと思われています。
でも、「気を長く持つ」というのは性格ではありません。
「待つこと」は、身につけられる一つのスキルです。
「技」なのです。
技なので、コツがあります。
焦ってしまうところで、どうしたら焦らなくて済むようになるかを探すのが、スキルを磨くということです。
僕は、焦ってしまうときは本を読むようにしています。
読書は、自分と向かい合うための時間です。
自分と向かい合うための時間を作ってあげると、焦らなくなります。
自然と、気が長くなります。
もともと短気な僕が「気が長いね」と言われるのは、読書人生を始めたからなのですね。
by You