当たり前を見つめ直すのは、新しい旅に出るということだ。

親愛なるあなたへ

僕には最近気になることがあります。

それは「物が下に落ちる」現象です。

笑ってしまうくらい当たり前のように思えますが、本当に不思議なことなのです。

万有引力に始まり、相対性理論では時空の歪みとする捉え方、量子力学では重力子の仮説など学問は進化を続けていますが、物体どうしが引き寄せ合うというのは、神秘です。

ニュートンが落ちていくリンゴを見ていたときの気持ちが、分かります。

物体というのは、本来、そこにただあるだけのものです。

何もない空間にジッと静止しているのが、本来の姿だと思うのです。

地球は宇宙空間に浮いているように見えますが、太陽の力に引っ張られて公転しています。

太陽も静止しているのではなく、天の川銀河の中を回っているのです。

地球は時速約1670kmで自転しているのに、僕たちが宇宙に放り出されずに当たり前のように立っていられるのは、地面のずっとずっと下にいったい何があるからだろうとドキドキしてきます。

僕は最近、地球に「乗っている」感じがします。

「空は開いている」という題名の記事にも書きましたけれども、地球という一つの巨大な乗り物に乗っている気分なのです。

人類は宇宙の中を旅する旅人だな、と思います。

旅に出るというのは距離的な問題ではありません。

本当の旅に出る人は、意識を切り替える旅に出るのです。

いつも同じ世界でツマらないと言っている人は、本当は目の前に新しい世界があることに気が付かないだけです。

新しい世界があまりにも大きすぎるから分からないだけなのです。

自分の意識・視点をちょっと変えてみるだけで、それは見えてきます。

自分が「見たい」と思うことです。

見たいと思うことで、現実もピントが合ってくるのです。

p.s.

記事を書き始めた時にも載せた、僕が好きな動画をここでもご紹介します。

http://www.kami-douga.com/inside/omoshiro/2921000916.html

これを見ると、世の中には僕たちが想像し得ない究極の何かが存在することを、感じざるを得ないのです。

by You