農業のしくみが分かれば、嫌な思いから救われる。

親愛なるあなたへ

毎日の生活の中で嫌なことは山ほどあります。

家でも学校でも会社でも嫌なことを言う人はいるものです。

嫌なことを言われたら「嫌だな」と思うのは当然です。

それが正常な反応です。

正常な反応ですが、嫌な気持ちを引きずってしまってはもったいないです。

おトク感がありません。

毎日をおトクに生きるためには、嫌な思いを捨てていくことが大切です。

嫌な気持ちを切り変えるのはそんなに難しいことではありません。

農業のことが分かればいいのです。

いきなり農業の話って何ですかと思うかもしれませんが、これが意外に核心をついているのです。

農業はタネをまいて実ったら収穫します。

カボチャのタネをまいたら、カボチャが採れます。

メロンのタネをまいたら、メロンが採れます。

インゲンマメのタネをまいたらトマトが採れたとかはありません。

自分がまいたものが必ず採れるのです。

これと同じです。

親切にすれば、親切のタネをまいています。

嫌なことを言う人は、嫌なことのタネをまいています。

本人は気づいていませんが、まいているのです。

まいたものは、必ず実ります。

実ったものは自分で刈り取らなければなりません。

嫌なことを言う人は一見憂さ晴らしができて気持ち良さよさそうですが、後で必ずその収穫をしなければならないのです。

農業には不作がありますけれども、神様の完璧な設計図の中には残念ながら不作はないのです。

嫌なことを言われたら、「この人は後で嫌なことを収穫しなければならないんだな、気の毒にな」と同情してあげることです。

そう思うことができれば、嫌な思いから解放されます。

嫌なことを人にもしなくなります。

嫌なことを人にしてしまうのは、自分も同じ嫌なことをされてきたからです。

嫌な気分から解放する術さえ知ってしまえば、負の連鎖はたちまちなくなるのです。

by You