親愛なるあなたへ
人は相手に教えたくなる生き物です。
アイツをこういう風に育てたのはオレだって言いたくなるんです。
それが生きがいになるんです。
でも、そういう風に育ったのはあなたが頑張って教えたからではないんです。
どういう風に教えようとも、あなたと同じに育つものなんです(笑)
子供も後輩も部下もそうですよ。
相手は言葉で育つのではありません。
表情や態度を見て育つんです。
だから、口で言ってても違うことをしてたら相手もそうやって育つんです。
それが分からない人は、自分の思い通りにいかないと「こんな風に育てた覚えはない」って必ず言うんです。
何でも好きなようにさせてきたのに関係がぎくしゃくするって言いますが、それって本当は自由にさせていなかったからですよ。
だから、こういう風に育てようと思ってはダメなんです。
あなたと同じになるんですよ。
部下は上司と同じになるんです。
どう頑張っても同じになるしかないんです。
だから、もしあなたが反抗もしないで言うこと聞いてたら必ず親や先輩や上司とソックリになるんです。
そんなことないって言うかもしれないけれど、そうなんです。
親や先輩や上司も、そのまた親や先輩や上司にされたことに気づいていないんですよ。
反抗ってあまりいい言われ方がしないんですが、大切なことです。
僕はどこの会社でもずっと反抗してたんです。
今はずっと両親にかみついているんです(笑)
文調を見ても分かると思いますが、今年の初めくらいまではひどかったんですよ(笑)
僕って反抗期がなかったんです。
それが今出てるんです(笑)
僕は両親にすごく大切に育てられたんです。
川崎病の話をしたと思いますけれども、生まれてすぐに死ぬ一歩手前でした。
両親はすごく苦労したからその分思い入れがあるんです。
僕はそれを本当にありがたいことだなと思いつつ、僕には僕の人生があるってやってるんです(笑)
人って、相手に固執すると不幸になるんです。
固執していることに気づいてない人はもっと不幸になるんです。
だから固執してはダメですよ。
助け合わないとか親孝行しないって話をしてるんじゃないんです、ホントに。
自分の道を進みましょう。
by You