人間っておもしろいですね。

親愛なるあなたへ

人っておもしろいんですよ。

人の心って本当におもしろいんです。

ここでこんな風に思うのか、こういう行動を取るのかって。

先日、出張がてらに寄ってくれた友達と道頓堀をブラブラしてたんですね。

そしたらガールズバーの誘いをやたら受けるんです。

まだ太陽が出てるうちにですよ。

最初は二人で観光客みたいにしていたからだと思ったんです。

でも僕は大阪市民なんですよ(笑)

どんなに演技しててもあっちはプロだから分かるでしょ?

長く住んでると「大阪の顔」ができてくるからね(笑)

それで、何でこんなに声をかけてくるのかなと思ったんです。

かけ方が尋常じゃなかったからね。

他にも周りにいっぱいいるのに。

しかも誘いを受けるのは僕ばかり。

僕のカッコよさに惹かれたのなら嬉しいけれどどうもそうではないらしい(笑)

それで友達が「きっとその時計じゃない?」って言ったんです。

彼もまず気になったんだそう。

なるほどなぁ。

その日は学生さんみたいな恰好をしてたんですよ。

フレッシュな感じで。

その中でギラギラした金色の分厚い時計が光ってる。

半袖だからまた良く目立つ(笑)

そういうのをしっかり見ているんですね。

お金持ってるぞって見えるんです。

中身は貧乏な失業者なんですよ(笑)

でも外からは絶対見えない。

ほほ〜っと思いましたね。

そういう風に見るのかぁ。

人の心ってそうやって動くんだなぁ。

女性はさすがだ。

若い男二人だからノリもあるし、世間知らずな金持ちのご子息ならたくさん使ってくれると思うんですね。

人って本当におもしろい。

これは周りの心の動きですよね。

もう一つこんなこともありました。

自分の心の動きです。

自転車で路地裏を走っていたんですね。

そしたらお客さんがたくさん入っているお店があったんですよ。

正確に言うと「たくさん入っているように見えた」。

そしたらこのお店は美味しんだと勝手に思った自分がいたんです。

メニューも知らないしお店の中身も知らない。

お客さんがいたのは窓際だけだったのかもしれない。

もっと言うと波動的に特別いいところというワケでもないんです。

それでも「きっと美味しいに違いない」って思う自分がいた。

これもほほ〜っと思いましたね。

自分の心、人の心はこうやって動くんだなぁと。

そうやって見ると人間っていう生き物にものすごく興味が湧きますよ。

僕が人のおもしろさに気づいたのは大学生で初めてアルバイトをしたときですかね。

勉強が嫌いだったからバイトばかりしてたんです。

大学ってすごくお金がかかるから親にすれば迷惑な話ですよ(笑)

僕は不思議な世界をずっと研究してたから、人のおもしろさを実は忘れていたんです。

相手の波動ばかり見たりね。

でも商人になるって決めたら思い出しました。

外回りや接待の経験もあるから空気を読むっていうのはやらされたんですけど(笑)、商人目線で見るとまた違うおもしろさがあるんです。

人の心って一種の科学です。

でも、学者頭で人の心を見ようと思ってもダメなんです。

それとは別物。

理系を経験して思いますよ。

勉強は嫌いだったけど科学は好きだったから。

学者頭は法則に囚われます。

人の心にも科学性があって一定の流れもあるのだけれど、理系にはない柔らかさがある。

しかもテクニックではダメなんですね。

人心掌握でいくらテクニックを使っても相手にはバレてしまう。

そうじゃなくて、純粋な興味を持って観察すると本当におもしろいんですよ。

次のことを斎藤一人さんに教わりました。

人間のおもしろさを分かる人が成功します。

社会って、結局は人の集まりですからね。

周りの人を観察すると本当におもしろいですよ。

自分の心を観察すればさらにおもしろい。

ジト〜っと見るんじゃなくて、この場合はどういう心の動きをするんだろうって見るんです。

オススメですから是非やってみてくださいね〜。

by You