愛情は「注がせていただくもの」。

親愛なるあなたへ

人は愛情を受けて育ちます。

すると、感謝をするようになります。

愛情をかけられて感謝をするのだから、愛情をかけた人がすごいように思いますよね。

でも、実はそうじゃないんです。

愛情は、「かけさせていただいてありがとう」なんです。

僕も未熟ながらに優しさをかけることができました。

すると、ものすごく暖かい気持ちになるんです。

それは自分が愛情をかけてやっているからじゃないんです。

相手が愛情を求めて、それに応えさせていただくことで自分が満たされる。

本当にそうなんです。

これが本当の幸せなんです。

愛情をかけてるのに幸せになれない人が世の中にはたくさんいます。

それは愛情のかけ方が間違っているからですよ。

愛情はいつでも「注がせていただくもの」なんです。

親でも先生でも上司でも、どうして大人がモラル・ハラスメントをしてしまうかというと、愛情をかけることを偉いと思ってるからです。

心のどこかで思っているからです。

愛情をかけるのが義務だと思っている。

だから苦労して育てた自分の人生がものすごく不当に感じるんです。

自分は苦労したのに相手は楽しそうだ。

それがものすごく悔しい。

すると、苦労した分を相手から取り返そうとする。

これだけ苦労したのだからその分の見返りを相手に求める。

それは感謝の言葉かもしれないし、相手の経済的余裕かもしれないし、老後の面倒を見てもらうことかもしれない。

とにかく相手を縛り上げることで埋めようとします。

モラル・ハラスメントをする人ってすごく特徴的で、愛をかけた相手が成功したり立派になることは喜ぶんです。

そのかわり、自分から離れることは決して認めない。

絶対に自由を許さないんです。

それは、深層心理で愛をかけた分を取り返そうとしているからです。

これは愛ではなくて、執着です。

子供への執着、生徒への執着、部下への執着です。

このことが分かると、愛の本当の姿が見えてきます。

幸せの本当の姿が見えてきます。

このことを奇跡で知ることができたあなたは、もう大丈夫ですよ。

by You