親愛なるあなたへ
人と人との出会いは奇跡です。
それまで全く見ず知らずの人間がお互いの人生の中に歴史を刻む。
すごいことだと思います。
友はかけがえのないものの一つである。
真の友情ほど強固なものはありません。
血縁の愛情を超えることすらある。
大げさでなく命を救われることも。
肉体の中に魂を見出すなら、それははるか昔から常に近しい存在であった。
人はそれを「ソウルメイト」と呼んできました。
しかし、友情を語ろうとなると一筋縄ではいかないもの。
人は同じ波動同士で集まるから、友達でいられるのは同じ波動のときだけです。
波動が変わると必ずその形が変わるときがくる。
亀裂となって現れるかもしれない。
距離感が変わってきます。
いくら親友だと思っていても離れなければならないときがある。
もう別の世界の人同士だと認めなければならないときもある。
そのときはそれでいいのです。
「親友だと思ってたのに」などと言う人は本当の親友などではない。
昔の友を大切にしろと言いますが、私は今のあなたの考え方を是非優先してほしい。
自らの運命に従い、友達を、それがたとえ親友であっても失うことを恐れてはなりません。
ところがその中でどうしてもひっかかる人もいる。
深く強い絆に亀裂が入り、距離感が変わり、そして世界が変わって二度とこれまでの関係に戻れないと確信するときがある。
でも何かがひっかかる。
それが友情を超えたものであろうと、私は思っています。
魂の縁。
その縁は次の関係を求めているのかもしれない。
それはいったい何であろうか。
どちらが偉いということではないので、そういう風に是非聞いてほしいです。
友の知らない世界に足を踏み出す。
友の知らないことを知ってしまう。
そうやって自分が友の先を走るとき、相手のペースに合わせるのではない。
人にはそれぞれのペースがあるから。
友を置いていくような感覚になるから亀裂に見える。
そうではなくて、ただ、自分のペースで走る。
そして自分が走って見たものを友に語れるようになろうではないか。
魂の縁にゆらぎが起こるとき、「コイツに尊敬される人間になろう」というあなたの想いが二人を助けます。
人生を変えるとき、今まで築いてきた友情が足かせになっている方には是非このことを知っておいてほしい。
そう思っています。
by You