足し算とかけ算。

親愛なるあなたへ

男は単純だ、と私はよく言うのですが、どう単純で逆に女性はどう複雑なのかおもしろい計算をしてみましょう。

計算方法に「足し算」と「かけ算」があります。

足し算はトータルでいくら、という計算方法ですね。

ところがかけ算は途中でマイナスがかけ合わされると「全体がマイナス」になってしまいます。

逆にマイナスであっても再び逆をかければ「全体がプラスになる」という性質があります。

どうして男は単純で女は複雑か。

それは、男性は足し算だけだけど、女性は足し算とかけ算両方を使うからです。

男の人は相手を見るときにこれまでのトータルで見ます。

いいことがあってプラス、悪いことがあってマイナス。

だから簡単。

ところが、女性は足し算とかけ算を両方使います。

嬉しいことがあるとどんなに小さくてもプラス1点、もう一つあるとさらに1点。

ところが悪いことがあると全部ひっくりかえってマイナス100万点。

でもいいことがあるとまたひっくり返ってプラス100万点。

すると男の人はこう思うかもしれません。

「それならどんなに嫌なことでも最後にプラスをかければいいんですね」

「これまでの妻の慰労をねぎらおうとした瞬間に熟年離婚された、話が合わない」

いや、そんな簡単ではないから「複雑」なのです。

女性の足し算が男には理解しずらいのも一つの難点。

「小さなこと」が足し算になっているとは思わない。

まずは女性のみなさま、男性が恋愛関係や夫婦関係でなぜ過去の記憶を持ち出しやすいかというと「単純に足し算だけだから」。

そして男性のみなさま、女性がどうして小さな気遣いを大切にし、あんなに冷静だったのになぜ急に怒るのか、そしてあんなに泣いてたのになぜもう笑い出すのかというと「足し算とかけ算を両方使うから」。

計算問題が分かるときっと上手くいく、というのは私の希望的観測なのですけれども。

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