感情を決定すること。

親愛なるあなたへ

「ワクワクすることをやると成功するよ」というのですが、多くの人は「何がワクワクするのか」ということすら社会の荒波で分からなくなってしまうものです。

ワクワクしても、それをやってみてちょっと抵抗があったり嫌なことがあったりすると「これではないのかな」と思ってしまう。

時には疲れることもあるかもしれません。

でも本当はそれが好き。

だから色々やってみて比べてみるしかないのですね。

個人的な例だと分かりやすくなるでしょうか。

たとえば私は今高校化学を教えているのですが、私は化学が「本当に好き」。

でもやってみると、15年以上前の知識でスッカラカンだし、当時は勉強も嫌いでしたから理論なんかさっぱり分からない。

だから勉強すると悩むし頭が痛くなるときもあります。

そもそもこの記事で学歴社会を切りにかかっている張本人。

ところが、小学生のときから化学式や反応の図を見るのが好きだったから、それを見てるとワクワクする。

これは果たして「化学を好きなのだろうか?」

そういう風に悩みます。

ところで数学も教えているのですが、数学は勉強してみると同じく頭が痛くなるのですが、これは「ワクワクしない」。

一方、化学は理論は悩むけど、一度理解できれば大学時代の経験もあって何故か楽しくなる。

問題もガンガン解く元気が湧いてくる。

数学はガンガン解く元気が湧いてこない。

ああ、だから「好きなんだな」。

15社経験し、事業も含め色々してきましたけど、とにかく好きかどうか、という感性に頼ってきました。

これだけ仕事を変えたのは「全部好きにはなれなかった」ということですね(笑)

もちろん楽しむ努力は必要なんですよ。

逆に「楽しもう」とするから、そこで「好きなつもり」との狭間で悩む時期もある。

もうとにかく色んなことを試してみましょう。

好きなことをすればいいんだな、ということなのですが、「何がワクワクするのか」という感情を決める地道な作業を続けていく覚悟も必要なのですね。

ただ、道しるべがあって、全身鏡を部屋に置いてその前に自分を映したとき、黒目が大きくなって目がキラキラしているかがヒントになると思います。

小さい鏡だとオーラが分かりにくいので、「全身鏡」がいいと思います。

by You