お客さんを育てる。

親愛なるあなたへ

お客さんはお金を持ってきてくださるから「神様」であることに間違いはありません。

「お客様は神様」が商売業の心であることは過去にも書いている通りです。

昔は本当に物がなかったから商品を置いておくだけで売れました。

だから神様、と呼んでよかったのかもしれません。

ところが今は物が有り余るくらい豊かになっている。

似たようなお店もたくさんある。

すると「お客主導」になってくるから、どうしても「迷惑な客」が出てきてしまうのです。

「お前のところ以外で買う所はいくらでもあるんだぞ」と。

そういう脅しをかけて迷惑行為を繰り返す客がいる。

そういう人は排除しなければならない時代になりました。

時代が動いているのです。

いろんな仕事をしてきて、悪い客ばかり来るところは、そこが一時売上が下がってもそういうお客を排除できないところがほとんどでした。

もちろんフランチャイズとか会社の看板とか、色んな複雑な事情でダイレクトに実行できないかもしれません。

でも仕事には情報収集や戦略よりも、「雰囲気」という「気」が大切で、迷惑な客にこの「気」を取られてしまうと終わりなのです。

従業員にも変なのが集まってくる。

すると規模によってはトップの力だけでは変えられない、一度会社をつぶさないと変わらない、というところまで行ってしまうのです。

ビジネスする側もお客さんの要望を受けて修練するけど、こちら側も客を育てる。

どうやって育てるんですか、というと「あなたみたいなお客はうちにはいらない」「こなくていい」ということなんですね。

そういう態度を持って接する。

迷惑な客は人間として少しどうかな、という人もいっぱいいますから、それは「売上が下がる」「変な噂流される」というリスクを乗り越えてでも実行する価値のあるものです。

そしていいお客さんが来る「雰囲気」を作る。

先ほどの事情に加えて地域性やその他色んな力学があり、またこれを勘違いして自分のところを改良しないのは本末転倒なのですが、非常に大切なことだと思っています。

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