親愛なるあなたへ
お墓参り、なんてのは今の若い方々はあまり行かないかもしれません。
こんなこと言うようになって世代を感じてしまうのですが、それでもお墓参りをすると「運」というのが分かるようになってくると思うのです。
目に見えないものをつかめる感覚が。
「運が上がるんだ」という損得勘定だけでも、ご先祖様は「来てくれた」ことにきっと喜んでくださるでしょう。
それから不思議なのですが、どんなに損得勘定でもお墓の前では自然に手を合わせてしまうものです。
いろんなご先祖様がいると思うのです。
私もいろいろな人を見てきて、血縁関係を切りたい、それこそ「自分にはヤクザの血が流れているんです」と自分自身すら呪ってしまう大変な状況の方もいらっしゃいました。
だからご先祖様を大事にしよう、なんてことは思わなくていいのです。
ただお墓の前で、物思いにふける。
運が上がるんだ、という損得勘定で、お花を添えて、線香を焚いて、ろうそくに火を灯す。
すると、少しずつ自然に手を合わせられるようになるんじゃないかなと思うんですね。
p.s.
私は見えないのですが、それでも感覚は敏感になってきたみたいで、この前お墓参りに行って帰り際お花を見たら、風でそよいだ葉っぱでご先祖様が「バイバイ」されていました。
by You