お金の生まれる過程。

親愛なるあなたへ

お金に関しては今まで研究する中で色々書いてきました。

結構ガッツリ書いてあるのが「お金を愛するとは、お金の真実を知ることです。」「お金とは、信頼である。」「お金の量は信頼の量である。」「お金の英才教育。」「お金の本質。」「お金がある、とはどういうことか。景気がいい、とはどういうことか。」あたりでしょうか。

お金が無限にある、というのが恐らく最も理解しづらいところだと思うのです。

どうしても「誰かが持っている有限のものを奪う」という認識を持ちがちだから、「お金儲け」に対していいイメージがわかないのが結局結論だと思うのです。

お金というモノは存在せず、人間がいくらでも作り出せる概念だ、ということに尽きるのですけれども・・・。

新しいアイディアが出る。

その素晴らしいアイディアが欲しいのだけれども、物々交換だと不便だし、今すぐ必要なものではないし、逆に今必要なんだけれども品物がないから後でもらえるという信頼が欲しい。

それがお金なんですね。

だからアイディアがあればお金は人間が無限に作り出せる。

お金は価値と信頼がカタチを持ったものですから、我々がアイディアを出す限りお金が無限に出てくるわけです。

つまり、お金は最初からあるものではなく、アイディアを出した結果生まれた副産物にすぎません。

それはアイディアが続く限り無限に生まれてくる副産物です。

個人の狭いベースで見ると「お金が有限」に見え、支払うと「誰かに奪われる」感覚をほとんどの人が持っているから、お金への偏見がなくならないのでしょう。

もっと大きなスケールで見ることをおすすめします。

お金の生まれる過程は、

[1]こちらで素晴らしい価値が生まれるとみんな欲しくなる。

[2]すると交換物(あなたが今欲しいものは渡せないけれども、あとで好きなものと交換していいよという手形のようなもの)としてお金を払おうと思う。

[3]ところがお金を表す「物質」が足りないから国が「刷る」。

[4]そうこうしているうちにあちらでまた素晴らしい価値が生まれる。

[5]そしたらみんな欲しくなるので交換物が必要になる・・・

というサイクルの繰り返しです。

もし全員が価値を一生懸命創造することになれば価値がそこらじゅうに転がっているわけですから、当然交換したくなるためお金をみんなが払いたくなるでしょう。

そのために国も一生懸命「刷る」。

価値を創造した結果その刷ったお金が自分のところに流れこんでくるのですからみんなお金持ちになってしまいます。

結局、アイディアからスタートしてお金はその後に自然発生するものだ、という理論的な考察をせずに、いきなり「お金!」「お金持ち!!」から入るから話がおかしくなってしまう。

お金のあるなしというのは、つまるところ人間の創造力次第、ということになるんですね。

p.s.

さらに言うと、お金と言う絶対的な信頼をおける交換だからお互いの経済が結びついているでしょう。

・・・ということは、全員が大きな価値を創造し続け、かつお互いが完全に信頼し合っているのならばお金というものがいらなくなってしまうということです。

それがきっと「天国」なのだと思います。

by You