「エネルギー保存則不成立」の法則。

親愛なるあなたへ

エネルギー保存の法則、というのは物理学でいうとすべてのエネルギーの合算は一定で、途中で増えたり減ったりしないものである、と。

たとえ増えても、それはどこからかエネルギーが供給されているからだよ、と。

ところが人間の行動特性についてはこれが当てはまらないことある。

筆者は凡人ですから、普通は一つのことにエネルギーを全力投球すると他のことにエネルギーが割けない、あるいは休息が必要である、ということになります。

ところが世の中には、とくに多才の才覚がある人に多いのですが、何かをしたあとに他の何かに熱中すると元の行動のエネルギーが回復するケースがある。

逆に一つのことに没頭してしまうと疲れやすい。

エネルギー保存則でいうとおかしなことなのですが、すべてのことを同時にこなしてしまう人って、いますよね。

芸能活動や独立して活動されている方の中にも、本を書きながら講演をしながら経営もし、プライベートも充実させ、全国飛びまわって・・・みたいな生活をしている方がいらっしゃるでしょう。

あのタイプの方々は不思議なのですが、そうした方が人生楽しく、エネルギーが湧いてくるのですね。

私も身近にそういう人がいますから見ていて不思議なのですけれども非常に納得がいきます。

多くの人はわたくし同様「普通の人」が多いと思うので、何かをなすためには一点集中がよいと思うのですが、世の中には分散させた結果、集中したときよりも高いクオリティーで全てを成し遂げてしまうタイプの人間もいるのだとわかると、アドバイスも違ってくるように思うのです。

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