信仰の国民性。

親愛なるあなたへ

信仰に対する国民性は面白いなぁ、思います。

アメリカではキリスト教があり、何か罪があったり困ったことがあるとイエス様や聖書という決まった基準がある。

イスラム教にも絶対神アラーがあり、コーランという経典がある。

日本には仏教、お寺も広く存在しますがもともとは「神道(しんとう)」という信仰が大元のようです。

全てのものには魂が存在して八百万の神々が民主主義を展開している。

特徴的なのはそこに「教え」というのが存在していない。

たしかに八百万の神々とは言うけれども神様の名前も知らないし経典も見たことないですね。

それだけ日本の信仰は自由なものなのだなと感じます。

ただ、あまりにも自由すぎるあまり近年は意識が薄れてきたように思い、また変な方向へ曲がっているかのように感じるときがあります。

私は宗教を勧める人間ではないのですが、かの稲盛和夫さんが日本の荒廃は宗教の不在にある、というような内容を確か書かれていて本当にその通りだなぁと思います。

日本はご利益のある神様が大好きなんですね。

信仰というよりは、利益があれば出向くが利益があれば見向きもしない、という非常に「世俗的」なのが今の世の中なのかもしれません。

もちろんご利益があるから出向く、というのも楽しいものだと思うのですが純粋に信仰を楽しむというのも個人的には結構いいものだと思うんです。

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