親愛なるあなたへ
オンラインの世界が広がる中、おそらく世間で懸念されることは「人との温かみのある触れ合いがなくなってしまうのではないか」「外出をターゲットとしている産業が落ち込むのではないか」ということだと思います。
光ファイバー一本で会議でも仕事でも教育でもなんでもつながってしまうと、人と人との直接的な触れ合いがなくなったり、あるいは外出の機会が減り外食産業などの経済が冷え込むのではと。
過去、電話が発明されたときも全く同じような反応だったそう、というお話は以前も書いたと思います。
その結果、どうなったか。
電話が発明される前よりも人と人との接触が多くなりより外へと世界が向いていったのは現在の様子を見れば言うに難くありません。
理屈としては「効率化がよくなったため電話がなかった頃に取られていた時間を他の活動に充てることができるようになった」と。
オンラインが広がる現在もこれと同じような現象だと思います。
ですから全く心配いりません。
最初はコロナの影響もあって在宅の時間が多く、外出が一時的に減るかもしれませんけれども、それでもワクチンが開発され波もおさまればまた普通に外出が始まる。
そして、それまで通勤や通学で取られていた時間、効率化により浮いた時間をより自己生産的な活動に人間は充てるようになる。
より触れ合えるようになる。
「オンライン帰省」なんて言葉は一時的なもので、それが「新しい生活様式」などと筆者は考えてはおりません。
コロナがひと段落してオンラインで仕事が効率化すれば、空いた時間でもっと豊かな触れ合いを人間は求めるようになる。
それを起爆剤に経済も活性化するようになる。
鉄道会社も通勤や通学という顧客は一時的に急減し非常に厳しい時だとは思いますけれども、それでもその波が落ち着いてまた別の活動に外出が使われるようになるとお客さんは戻ってくると思います。
by You
