親愛なるあなたへ
水俣病や四日市喘息など「病理学的な」公害は騒がれるのに、人間の思考に与える影響を公害として扱わないのは若干違和感があるわけです。
昨今、芸能人のスキャンダルやなんだでメディアは大いに騒いでいますけれども、テレビを持っていない身としては、聞きたくもないのに飲食店などでやっている番組はどうしても平均的なニュース番組になってしまいますから、そういった「人の不幸をあげつらう」記事を垂れ流されるとこれは先の四大公害と何ら変わらないんじゃないかと思うんですよ。
人の不幸は大いに売れるそうですが「公害」の一言に尽きます。
四大公害も、そうやって「儲かる」という高度経済成長一辺倒の反動として負の遺産を残しました。
そこから改めて学ばなければなりません。
こういったスキャンダルをあげつらう人、もしくはそれを見て喜ぶ人は、人を糾弾してる「正義の形」をしていますけれども、結局のところは「自分の劣等感を埋め合わせる作業」なんですね。
過激な書き方になってはしまいますけれども。
by You
