親愛なるあなたへ
自己啓発書を読んだりセミナーに参加するのは大いに意義のあることです。
筆者も十数年前に人生を変えることができたのも自己啓発書やセミナーのおかげです。
そしてこれまでの道中、そこで学んだ考え方を参考に歩んできました。
まだ最終的な人生の成功地点ではないのですが、ここまでやってきてよく分かったことがあります。
それは、自己啓発書やセミナーは起爆剤や燃料であって「乗り物ではない」のですね。
乗り物は自分の体だから自分でやらなければ。
行動しなくてはいけないのですね。
世の中新しい自己啓発書やセミナーがいまだに出てきますが、要はそこで言ってる成功法則は全て「積極的に行動を起こして、自分の好きなこと(使命)を探し、感謝を忘れず、最後まであきらめないこと」なのですね。
これを非常に細かく理論立てて解説しています。
大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」で著者の水野敬也さんも文中でおっしゃっている通り、「人間の長い歴史において、どうすれば人が成功するか、そのことはもう解明されているのです」。
なので「自己啓発マニア」では上手くいかないのですね。
どうして我々は自己啓発だけにハマってしまうのか。
以前「成功法則の落とし穴。」という記事でも同じようなことを書きましたけれども、自己啓発書の理論通りにやれば、苦しい思い、恥ずかしい思い、めんどくさい思いをせずこれまで自分が無駄にしてきたと感じる人生を最短距離で取り戻せる、と思ってしまうからなんですね。
そんなことはないのです。
それらの思いを全て踏襲しつつ、折れそうになったときの「起爆剤」であり「燃料」、それが自己啓発書でありセミナーです。
なので、ある程度自分で納得したのであれば自己啓発系の理論はなるべく細かく学ばない方がいい。
学べば学ぶほど「より細かい理論を理解すればそれだけ苦労も減るのではないか」と錯覚してしまう。
いまだに自己啓発セミナーが出てくるのは、そういう「希望」を与えることにより主催者側にお金が入るという「経済的な」理由もあります。
主催者側は相手の成功や幸せを願って一生懸命やってるわけですからもちろんそれは徳のあることなのですけれども、そういう経済的な理由というのを頭に入れて置かないと、現実的に行動しないといけないんだというのを忘れてしまう。
行動しましょう。
今できることだけでいいのですね。
目の前に山がある。
この山をどかしたい。
そしたら毎日考えているよりも、スコップ持ってきて山をちょっとでも削る。
そんなことをやってたら何千年何万年かかっても無理そうなことを、やってみる。
すると不思議なのですが本気でやってるといろんな知恵やアイディア、情報、出会い、人脈、そういうものが集まってくるのですね。
これは体験しないと分からないと思うのですが、本当に不思議です。
もちろんその間におそらくは経験したくないであろう、大変なことはいっぱいあると思います。
それを乗り越える。
「積極的に行動を起こして、自分の好きなこと(使命)を探し、感謝を忘れず、最後まであきらめないこと」
かなり厳しい話に聞こえるかもしれませんが本当のことです。
今日で自己啓発を一度終わりにしてみませんか。
そして何か一歩でも踏み出せば必ずあなたの世界は変わり始めます。
by You