来年と10年後。

親愛なるあなたへ

アメリカの自己啓発作家・講演家であるアンソニー・ロビンス氏の言葉に次のようなものがあるそうです。

「人は1年でできる事を過大評価しすぎる」

「そして、10年でできる事を過小評価しすぎる」

本当にその通りですね。

お正月を迎えたときは今年1年で何か劇的なことができそうな気がする。

でも、10年後に全くの別世界にいることは想像できない。

私も10年前に独立したいと思ってましたがまさか本当に独立して安定した状態になり最終的な使命まで見つかるとは思っていませんでした。

全く何をしていいか分からず、経営や経理の知識、お金の仕組み、世の中の仕組み、人生の仕組みなど全てが皆無の状態でです。

今思い返してみても各1年で劇的に何かが変化した、ということはあまりなくて、結局1年ずつできた積み重ねが10年ですごいことになっている、と言うしかありません。

「足し算」、だと1年で大したことができないのなら10年はそれをただ10倍しただけだろう、と思うかもしれませんが、そうでもない。

それなら加速の法則が働いて「掛け算」になるのかというと、確かに導きはあったのですがものすごく加速して何かができるようになった、という感覚もない。

結局どういうシステムなのか理論的にも感覚的にも全くの不明なのです。

ですが、結果として「それぞれの1年は劇的でないけれども」「10年では劇的な変化になっている」。

そして、「それぞれの1年をただ10倍しただけの結果、ではない」という現実を体験しました。

なので、これからの40代の10年もきっと同じなのでしょう。

50歳になったときには今からは想像もできない世界にいることを確信しています。

今年大した変化がなくても、来年大した変化がなくても、再来年大した変化がなくても・・・

本当に不思議ですが新たな行動を起こし続ける人は10年後に全く別の世界に行けるのですね。

by You