理論より冷静な判断。

親愛なるあなたへ

私はすぐ行動するのは「冷静な判断」に基づくものだと考えます。

すぐ行動するとまるで考えなしに動いていると思われるのですが、物事の成功率は「確率」で決まります。

物事は理論よりも確率で決まる。

理論的に進んでいけば上手くいくのですが、それでも「理屈通りやったのに上手くいかない」というケースがごまんとあるのは、その「理屈」のどこかに間違いがあるからですね。

それくらい物事を理論的に進めていくのは難しいことです。

特に、人生の理論なんてものは「理論と言うこと自体が怪しい」ほど多様性に満ちています。

その多様性に満ちた世界の中では、理論をよく考えて実行するよりも色んなことをひたすら試した方が確率的には絶対的に有利です。

成功法則に書いてある「人生の理論」は、理論と言いながら最終的な結論は「ひたすら行動しろ」ですからね。

私はよく考えて行動しなさいという方針の家庭で育てられました。

程度の差こそあれ、世の中の多くの親御さんがそのような育て方をしていらっしゃると思います。

これは過去に別の記事で詳しく書いているので今回は割愛させていただきますけれども、それは親御さんが「お子さんがとった行動の責任をとりたくない」そして「自分を越えられたくない(自立されたくない)」ための心理行動でもあります。

前者は分かりやすいと思いますが、実は後者「自分を越えられたくない(自立されたくない)」がどのようにつながるかというと、人間はひたすら行動することによって上手くいくというのを本能的に知っているのだ、ということですね。

お子さんが色々試していると「上手くいく」と、実は我々大人は知っているのです。

子供の頃、小学生の頃、とにかく考えずに自分がやってみたいと思ったことにひたすら取り組んだのは「世間を知らない幼児性」ではなく「成功する本質を魂が知っている」ということになります。

子供は我々大人の想像を遥かに超えた優れた観察者です。

その限りなく神に近いとも言えるレベルの観察者が世間を見渡して行っている「確率に従った行動」。

それこそ最も冷静で計算され尽くした一つの真理と言えるでしょう。

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