関西弁。

親愛なるあなたへ

思い出す、関西を後にする最後の日。

関西弁がこれで聞けなくなるのかと寂しさを感じる自分に戸惑いながら、新大阪からのぞみ号に乗る。

阪急神戸線で梅田・大阪を経て、玄関口・新大阪駅へ。

途中耳につくような迷惑な人の関西弁さえ愛おしく聞こえる。

死ぬ前に人はあらゆることを愛おしく感じるというのは、大げさにいえばきっとこういうことなのかもしれない。

横浜に来た現在、友人と会って飲んでもバリバリ関西弁が出てしまいますが(笑) 執着ではなしに、そういう「文化に対する愛おしさ」というのを私は関西で学べたような気がしたのです。

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