親愛なるあなたへ
自由とは、一言で言えば「逃げられること」です。
この世の中、全てが自分の思い通りになるなら逃げる必要などないのですが、思い通りにならないとき「逃げる」ことができるか。
これが究極の自由の尺度です。
本当に逃げることができたとき、人間は自由という至上の喜びを感じる。
「開放された」というあの感覚です。
日々の仕事や人間関係、経済状況で考えていただければ分かると思います。
そんなカッコ悪いこと、と思うかもしれませんが、いつぞやも書いた、逃げるには相応の覚悟と勇気が必要ですね。
人間関係はその後の自分の評価、あるいは仕事や経済状況については言うまでもありません。
その中でも、「他人の評価から逃げる」「比べ合いから逃げる」というのが実は自由の中で最も難しい。
本当に逃げられれば「気にならなく」なります。
「気になって」しまうのは逃げてるのではなくて、避けても同じフィールドに上がってじっとしている。
逃げると自由は一体のものです。
逃げるとは何かに囚われない自由な心の体現。
だから逃げるが先か自由が先か、という話ではなくて、逃げる選択をすれば自由の心が生まれてくるし、自由の心が生まれればいつでも逃げることができる。
人間は「心から入る」のは非常に難しいですから、まずは行動を選択する。
逃げるという選択をする。
それに恐怖を感じているのは、あなたが何かに囚われているから。
自由を恐れているから。
逃げることは恐ろしい。
自由を選択することは恐ろしい。
だから最初に必要なのは、これは勇気なのです。
究極のお話ですね。
by You