親愛なるあなたへ
受験業界にライフワークとしてどっぷり浸かり改めて、というか初めてわかる。
学問への才能や成績の出来不出来・学歴よりも、人間性。
自分が学生の時は分からない。
大人がそれを言わないから。
世間がいくら「勉強よりも人間性」と声高らかに語っていても、当の大人たちは実はそう思っていない。
口では言っていても本当は思っていない。
口から語られる理由は自らの劣等感の裏返しも多いでしょう。
勉強・学歴の閉鎖的社会とおさらばしたと思っていても、その競争教育が社会に出てからの無意識化で行われるあらゆるマウントの取り合い、比べ合いに反映されている。
でも、教える側で、逆の立場で、あらゆる人を見てくれば。
勉強ができなくても不思議と学歴に劣等感を持たなかったありがたい環境の上で。
十数種類の仕事をして、色んな地域に住んで、最終的な道を見つけこの世界に戻ってきたマイナー派の意見として。
しかし、統計学上の感性としてはかなり正確なのではと思っています。
世間で声高らかに語っていることと実際の思いの乖離。
そうなれば若い人たちもおかしくなる。
教育どうのと言う前に我々大人が人間性の勉強をしなければ。
自然の理法としての人間性。
自分らしさと多様性を認める、欲を言うならばプラス利他の精神も。
それを総じて「運命」と称することもあります。
自らの運命を悟る。
by You