親愛なるあなたへ
真実を見抜く。
本当のことを知りたい。
これは人間誰しも心の中で思っていることではないかと思います。
日常生活では便宜をはかって言葉を濁していても(日本人の「角を立てない」という国民性上特に)、心の奥底ではいつも求めているのだと。
普段は意識せず、言葉を濁した方が「得」だと思っているけれども、人間何か極限の状況に追い込まれたときに「本当にことが知りたい」「自分とは何者なのか」「人生とは何か」と突き詰めようとするのが何よりの証拠でありましょう。
でも、本当のことを知るためには自らが「本当のことを言う」必要があると思うのですね。
本当のことを言えば本当の情報が集まってくる。
言葉を濁せば、自分にも濁した情報しか集まってこない。
真実のように思うけれども濁した情報であると気づかないものだと。
もちろん相手を無闇に傷つける事実を指すのではなくて、言うべきところで言わない何かがあるのだとすれば、それが真実を知るブロックになってしまっていると。
世間を渡る知恵をつけながらも、本当のことを知る、自らの心が求めていることを知るため真実を語るのを忘れないようにしたいものです。
by You