親愛なるあなたへ
人間には、自分では思いもよらない才能が隠されています。
「どうせ自分はこんなもんだよ」と言っている人は、人間様をナメ過ぎです。
大阪の親友が、この日記を彼の知り合いに紹介してくれました。
その方は、営業畑一筋で来たバリバリの仕事人だそうです。
「言葉の使い方が、うまいね。この人、物書き?」
とても、嬉しかった。
親友は、「僕はこの日記がうまいと思っていたけれど、ベテラン営業マンが言うんだから間違いないね」と確信していました。
僕の、隠された才能が見つかりました。
僕は自分の文章がうまいとは思っていません。
どちらかといえば、昔から文章を書くのは苦手でした。
夏休みの読書感想文は、一番後回しにするほどの大敵でした。
この日記を書き始めるとき、自分に文章の才能があるかどうかなんて一度も考えませんでした。
書き始めてみると、「あ、意外に書ける」と驚いたくらいです。
僕が日記を書くのは、こんなに文章力・表現力があるんだぜ、と自慢したいためではありません。
「読んでくださる方にハッピーを届けたい」という信念のもと、毎日パソコンに向かっています。
すると、頭をあまり使わずに、手だけが勝手にキーボードの上を滑るように動いてくれます。
「オレ、こんなことできるんだぜ」と意識しているうちは、それは才能ではありません。
才能は、「こんなことを伝えたい」という信念を持つことで、後から勝手についてくるものです。
それは、言葉に限ったことではありません。
学問でも、ビジネスでも、娯楽でもいいのです。
才能は生まれ持った先天的なものではなく、志によって開花される後天的なものであることに気づくことが、「自分の可能性を知る」ということなのです。
by You