迷わないデコレーションは、アートだ。

親愛なるあなたへ

料理やデザートにトッピングをするときは、ササッと一気に仕上げるのが大切です。

一品一品時間のかかるデコレーションでも、一つの動作はサッとやるのです。

チョコレートソースをかけるときにモタモタしていたら、ラインがぐにゃぐにゃになります。

単に動作を早くすればいい、ということではありません。

動きはゆっくりでもいいのです。

大切なのは、迷わないということです。

早く動かしてもそこに迷いがあったら、美味しそうには見えません。

料理は、作った人自身を表します。

迷いのないデコレーションは、アートです。

僕のような料理初心者で、デコレーションのデザインがイマイチでもいいのです。

料理が美味しくなるかどうか、美味しく見えるかどうかは、「思い切り」です。

迷いのない料理を食べると、爽快感を味わうことができます。

どんなにコッテリした料理でも、爽やかな後味が残るのです。

迷った料理は、キレの悪い後味が残ります。

料理が頼りないのです。

どんなにゴージャスなメインディッシュでも、迷いがあったらヒョロヒョロとした食材がお皿にちょこんと乗っているみたいです。

迷いのないデコレーションは、美しい。

料理に「品」が生まれるのです。

「食べるのがもったいないね」とお客様に言われたら、幸せですね。

by You