親愛なるあなたへ
日本では、お金を儲けることは悪いことだという教育を受けてきました。
目立つことを嫌い、質素倹約が美徳であるという根強い風習が残っているからです。
でも、お金儲け自体には良いも悪いもありません。
お金は、常にニュートラルな存在です。
真っ白だということです。
ただ、儲ける人と使う人によって、様々な色に染まってしまうのです。
良くない儲け方をして良くないことに使うから、お金が汚れるのです。
社会に貢献をして自己実現につながる儲け方・使い方をすれば、これほど強力なツールはありません。
日本では「起業」に対する考え方が希薄ですから、新しい価値観で商売をすることに反感があります。
そんなことでお金をもらってもいいのか、という感情です。
高度経済成長ではモノを売ってナンボの世界が成り立っていました。
モノでないとお金を儲けてはいけない、という偏見です。
しかし、パソコンやインターネットの登場によって情報が売り買いされるようになりました。
情報化社会の今でこそ当たり前のことのようですが、当時は色々なしがらみがあったと思います。
「食べ物を作る人がいなくなれば、生活すらできなくなる」「跡継ぎがいなければ、産業そのものが潰れる」と言いますが、それは、全体のバランスを考えることであって、新しいものを否定する理屈にはならないのです。
これからは、ニーズがもっともっと多様化してきて、今まででは考えられなかったようなことがターゲットになるでしょう。
僕には二つの読みがあります。
一つは、「時間」を売る時代が来るでしょう。
働くことが既に時間を売っているようなものですが、そうではなくて、もっと直接的に「自分の時間」を売るビジネスが出てくるということです。
もう一つは、「幸せ」を売るビジネスです。
幸せはお金で買えないと言いますが、あれは間違いです。
幸福は「幸福感」なので、お金で買える幸せはあります。
非合法的なことや怪しい宗教を言っているのではありません。
権力に頼らない革新的なビジネスが登場してくる、ということです。
お金儲けの偏見を、取り除きましょう。
お金儲けは、買う側も売る側もハッピーになれる、一大イベントなのです。
by You
