独特の感性は、伸ばそう。

親愛なるあなたへ

自分独自の感性というのは、人にはなかなか理解できないものです。

でも、その感性を育てていくことが、あなたの個性につながっていきます。

僕は小学生の時、勉強机をジオラマ風に飾りつけたことがあります。

鉄道マニアの域まで達することはできませんでしたが、当時、電車がすごく好きでした。

お菓子にくっついてきた小さな電車の模型をメインに、外から取ってきた枝や草を勉強机の上に盛り付けて、一つのジオラマを作ったのです。

日差しがこぼれる森の中を、電車が駆け抜けていくイメージでした。

今でもその構図を覚えています。

勉強するための机だったので、当然、怒られてしまいました。

でも、僕は今でも、あのときの感性は自分自身そのものだったと、自信を持って言うことができます。

僕の独特な感性は、人と違う発想をすることです。

人が見逃してしまいがちなところに、焦点を当てられることです。

独特な感性を叱りつけてはいけません。

自分の中から素直に出てきた感性は、本物だからです。

魅力というのは、人と違うところから生まれてきます。

世の中は、世間体に少し味付けした程度のものしか「個性がある」と評価しません。

人間がそれぞれもっている本物の個性とは、奇人・変人のレベルです。

あなたの中にも、必ず、それがあるのです。

本物の個性を、大切にしよう。

by You