親愛なるあなたへ
僕は、今、フリーターです。
税金の勉強をしながら、納税義務を果たしています。
会社員をやっていた頃は総務部の方々が煩雑な計算を済ませ、毎月給与から天引きしてくれていたので、「税金を納めている」という感覚がありませんでした。
「引かれている」という感覚です。
世の中のサラリーマンが血税、血税とどんなに税金に文句を言っていても、それは「引かれている」感覚でしかないのです。
僕は先日、生まれて初めて税務署へ行ってきました。
前年度の所得の控除内容を変更するためです。
税金の勉強をすると、税理士さんと話ができるようになります。
税金の勉強をしていないと、市役所や税務署は文句をつける人のたまり場になります。
厳しい経済状況でもどうにかしようと自ら学んで通えば相手は何でも教えてくれるのに、ただ感情をぶつけてしまうのはもったいないです。
今の日本の制度は決して完全ではありませんが、それを責任のない税理士さんに文句を言ってもしょうがないのです。
そして、税金のシステムも学ぼうとせずに税理士さんを怒鳴りつけている人ほど、「オレはこんなに税金を払っている」とご立腹です。
でも、天引きではなく自らの手で税金を納めるようになると、タックスペイヤーとしての意識が格段にレベルアップします。
「税金のシステムはこうなっているのか」「世の中のお金はこう動いているのか」と認識することで、税金に対する文句がなくなるのです。
僕はホテルと飲食店でダブルワークを始めますから、確定申告や年末調整を自分ですることになります。
納税意識が高い人は、生きたお金を使うことができます。
「引かれている」というのは、死んだお金の使い方です。
「納めている」という感覚が、生きたお金を使うということなのです。
by You