親愛なるあなたへ
僕がサービス業へ飛び込んだのは、相手の内側を感じるためです。
行く先々でそれが見事に学べたのではありません。
それでも転職先にはそれぞれ必ず意味があったのです。
前の飲食店では、サービス精神というよりも、生きる力を学びました。
金銭面を含め、組織に縛られずに自分の身一つで生きていく力です。
サービスよりも、極貧生活や税金の勉強に比重が傾くなど、思ってもみませんでした。
これが、ものすごい貴重な経験になりました。
何を学ぶにしても、土台が必要なのです。
僕の夢は独立して成功することですが、そのための準備として必要なことだったのです。
相手の内側を感じる力をつけるのももちろん必要ですが、それ以上に基礎となることを、職場で教えてもらっていたのです。
就職すると、自分はこんなことをするために会社に入ったのではない、と思う瞬間が必ずあります。
理想と志に燃える人ほど、そのギャップに愕然とします。
でも、その職に就いて無意味なことなど、一つもないのです。
あなたにはその職場で学ぶべきことがあるから、今、そこで仕事をしているのです。
どんな環境であっても、学びを基準に仕事を捉えていけば、辛いことなどなくなるのです。
by You