手相は、鏡。

親愛なるあなたへ

占いは、未来を決定づけるものではありません。

避けられない運命ももちろん存在しますが、それはごくわずかです。

占いは、今はこういう状態にあるからこうするとこうなりますよ、というアドバイスです。

運命というものはほんのちょっとしたことで変わっていきますから、一流の占い師の人は自分がアドバイスした直後に変わる運命も先読みして、依頼者に助言しているのです。

僕は、お風呂で自分の手相と相談します。

浴槽につかりながら、自分の手をジッと見つめるのです。

手相は、鏡です。

手相を見ていると、自分の顔が見えるのです。

自分の今の姿がそのまま映っているからです。

手相の真髄を知らない人は占ってもらった結果だけで一喜一憂してしまいますが、そんなに心配することではないのです。

鏡を持ってこられて「これが今のあなたです」と言われて一喜一憂することはありません。

それは、鏡が普段の自分を映すものだという認識があるからです。

手相を見てもらって一喜一憂してしまう人は、手相が鏡であることを知らないだけなのです。

占い自体に未来を変える力は、ありません。

全ての占いは、今のあなた自身を映し出す手段なのです。

占いで運命を変えられる人は、その鏡をキッカケにして、自ら歩いていくことができる人なのです。

by You