進化したいと思うことが、未知の世界へのパスポートだ。

親愛なるあなたへ

僕は29年間理論の世界で生きてきました。

段取りを組むことや論理的な思考には慣れています。

その分、偏りがありました。

僕は相手の内側を感じる力をつけるためにサービスの仕事をしていますが、要は直感を鍛えているのです。

キッチンの仕事をしていたときにも書きましたけれども、体を動かす仕事をすることで直感力を蘇らせているのです。

もともとは感性の人間ですから、自分が生まれながらに持っている素質を引き出す練習をしているのです。

最近よくお茶をする女性の友人は「よう君は『何となく』が多いよね」と言っていました。

理論の世界では「何となく」というのは許されません。

常に根拠が求められるからです。

でも、僕が自分の判断や感想を言って「どうして?」と聞かれても、「何となく」としか答えられないのです。

根拠はありません。

ただ、そうだろうな、と思うのです。

デタラメなのではなくて、そこから新たな展開が生まれます。

直感は鍛えることができます。

目に見えない世界は頭では理解できないからと諦めることはありません。

進化したいと思えば、人間の体は必ずそれに答えてくれます。

本を使った勉強も経験することで得られる情報も直感も、全てが繰り返しの積み重ねなのです。

p.s.
天見桃花先生のところへ急きょ伺うことになったとき、何となく早く行かなければならないような気がしたので、お金がない中タクシーで行きました。

僕が伺ったちょうど15分間だけお客さんが途切れていて、あとの前後は予約で埋まっていました。

「冴えてきています」という天見先生の一行メールに、ドキドキしました。

by You