出し・入れと仕組みを理解する人が成功する。

親愛なるあなたへ

お金は最初に「入る」ありきだとほとんどの人が思っています。

ある額のお金が入ってきて、それをもとに何が買えるか、何に使えるかを逆算するのです。

サラリーマンの発想がこれです。

残業代や業績給は月ごとに違いますが、基本給としてほぼ決まった額が毎月入ってきます。

すると、今月はこれだけのお金が入ってくるからこれとこれに使おう、という考え方になるのです。

これが、やりくりです。

サラリーマンになるとやりくり上手になります。

僕もサラリーマンを3年半経験した後、この1年半ちょいの間極貧生活も体験してきましたから、やりくりが上手になりました。

やりくりというのは「入れ・出し」という発想です。

お金が入ってくるのが前提です。

「入れ・出し」は悪いことではありません。

安定ビジネスの発想です。

でも、それでは豊かになることができません。

お金持ちには「入れ・出し」という発想がありません。

逆なのです。

お金を先に出すことで、入ってくるという考え方なのです。

これを投資と言います。

お金持ちになるためには、いかに上手く自分に投資できるかがカギなのです。

世の中には、E(employee・従業員)、S(self-employed・自営業)、B(business owner・ビジネスオーナー)、I(investor・投資家)という4つの収入形態があると言います。

図として表現すると、Eを左上、Sを左下、Bを右上、Iを右下に配置してそれぞれの境界を線で区切ります。

世の中のほとんどの人がEです。

Eの収入形態の考え方が「入れ・出し」です。

独立するとSになります。

Sになった瞬間に発想が逆転するのです。

事業を始めるには先行投資が必要ですから、先にお金を出す必要性が生まれます。

「出し・入れ」というと特殊な考え方に聞こえますが、農業は「出し・入れ」です。

お金と時間をかけてじっくりじっくり育てて収穫を待ちます。

不作というリスクも、もちろんあります。

でも、ご先祖様はみんなそれで生計を立ててきました。

農耕を基礎として栄えた日本ではごく当たり前のことなのです。

図では4つの収入形態を十文字に区切った単純なものですが、EとSの間の壁というのはそのくらい大きいのです。

もっと大きいのがE・SとB・Iの間の縦の壁です。

世の中の95%はE・Sで、残りの5%がB・Iだそうです。

E・Sは労働収入、B・Iは権利収入です。

E・Sは自分の時間を売ってお金を稼ぎます。

でも、世の中には収入を得る「仕組みづくり」に全精力を注ぐ生き方があるのです。

お金はあるところにはあると言います。

それは、大金持ちの人のほとんどがB・Iの発想をする人だからです。

日本では1万円を稼ぐのに汗水たらしてその苦労をしっかり味わいなさいという教育をされてきました。

でも、世界ではウソなのです。

B・Iの人が楽をしているのではありません。

エネルギーを注ぐ場所が違うのです。

お金持ちになるためには、お金持ちの人の発想とエネルギーの使い方をマネすることです。

お金だけではなくても、今持っている固定観念を捨てて新しい考え方を素直に受け入れることがハッピーになる秘訣なのです。

by You