親愛なるあなたへ
人生には投げ飛ばす時期がなくてはいけません。
向かってくるもの全てを投げ飛ばす時期です。
全てを投げ飛ばすというと物騒ですが、武道で言えば乱取りのようなものです。
決まった型ではなく、自由に技を掛けてみるということです。
僕も生まれ変わり、夢を持ってからは、ひたすら投げ飛ばしてきました。
最近ようやく受け入れる余裕を持つことができるようになりました。
投げ飛ばす時期は人生に必ず必要です。
変化の時期には特に必要です。
周りと穏やかにやり取りしながら大きな変化が起こることはありません。
投げ飛ばす時期を恥ずかしく思うことはありません。
僕は両親にものすごく大切に育てられました。
反抗期がなかったのです。
それが今出てきているのです。
思春期にグレることを社会は嘆きますが、そういう時期が必ず必要なのです。
それがエネルギーとなり、ハングリー精神となって未来を切り開いていきます。
ケンカはしないのではなく乗り越えていくという記事を書きましたけれども、それと同じです。
論語に「和して同ぜず」という言葉があります。
協調性を大切にするけれども、妥協の仲良しグループにはならないということです。
生まれ変わる前の僕は「いい人」でしたから「和して同ずる」でした。
全てを投げ飛ばすというのは「和せず同ぜず」です。
「和して同ぜず」を理解するためにはこの両方を経験しなくてはいけません。
グレることも必要ですし、社会の枠に入ってみる経験も大切です。
道徳論は今のあなたに悟りの境地を求めるものではなくて、あなたの人生がハッピーになるための羅針盤なのです。
今まで不良をやってこなかったなと思ったら、今がチャンスです。
夢を持つというのは、健全な不良を味わい尽くすということなのです。
by You